会社をよくしたいと思っている経営者へ。その声現場に届いていますか?

経営者の多くは私のところに経営相談に来ると、
「もっと従業員が働きやすい会社を作りたいんです」といいます。
本当にそうなのかな?と疑問というか不信感を抱きながら後日社長と輪店をします。(ここからは報酬が発生するので気合い入れて臨む)
輪店に行き社長が従業員を大切にしたい!という言葉が嘘だなと一瞬でわかる輪店あるあるを今日は紹介します。
経営者のウソ「従業員が社長と目を合わさずにびくびくしている」

社長は風を切りながら店内を回遊するのですが、すれ違うスタッフに元気がありません。
この時点で「あ~失敗したな」といつも思うのです。
なぜなら、社長と一緒にいる、ということだけで敵対意識をもたれるからです。
こうなってしまうと、せっかくのコンサルティングも現場スタッフとなじむまでに少なからず時間がかかります。
(※最近は私が先に現場に行ってから社長に来てもらうようにしています。そうしないとね・笑)
店内を一緒に回って売場を意気揚々と案内してくださるのは良いのですが、従業員に元気がないことのほうがきになってしまってそれどころではないのが正直なところ。
そして、休憩室に入り、従業員さんがテーブルで寝ている姿を見る、というのがよくある輪店のパターンです。
口が裂けても「仕事が楽しいですか?」といえるような余地はなく笑顔もないというのが実情でした。
まずはじめに、私はこの社長と現場の関係を再構築する必要があると思い社長に色々と提案をします。
そこで筆頭に上がるのは何か?
これは意外と思われるかもしれないが、私がとてつもなく大切にしていることなので紹介します。
それは・・・
休憩室のリニューアル
私は社長に「従業員が休憩中に触れるものすべてを新しくしましょう」
と提案をします。
それこそ電子レンジから給湯器まで。
中でもほぼ100%買い替えるのが椅子です。
椅子はほとんどの従業員が座るため中のスポンジも出てしまうほどボロボロになります。
これでは従業員は本当の意味でのリラックスなんてできません。
休憩室はいつでもリラックスミュージックが流れていて、空気清浄機もあり、ウォーターサーバもある、というのが基本です。
私もアルバイト時代はお世辞にもきれいな休憩室ではありませんでした。
それが通用するのは10年前の話です。
ちょうどクライアントとこんな話をしている中で、タイムリーに
名古屋のホテルの話になりました。
私も以前オーディブルで聞いていたので、良い振り返りになりました。
内容としては、つぶれる寸前だったホテルは顧客満足度を追いすぎて従業員満足度がおろそかだった、でも顧客満足度を実現するのは従業員満足度である、と気づいた、そこで最初に着手したのがホテルの社員食堂を完全リニューアル!という話です。
まさにここでいう事務所をリニューアルするのと同じです。
汚い休憩室では会話もはずまないし、スマホいじるか寝るくらいのテンションしか生みません。
しかし、このホテルの再生でもあったように休憩室は普段話さない人や従業員の午後の活力を生むためのコミュニケーション&パワースポットでもあるのです。
従業員を大切に思っているが何をしたらいいのかわからない・・・という経営者は、すぐに店舗に足を運んで休憩室を見てみましょう。
経営者は立派な本社と中には社長室があるかもしれませんが、現場は結構過酷な環境かもしれませんよ。
現金を生んでいるのは社長室ではなく現場なのですから。
顧客を喜ばせる前にまずは、従業員の職務環境を見直すことが大切です。
今すぐ椅子をリニューアルしましょう。
あと、電子レンジ・笑
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熱狂宣言を再読。改めて独立した2007年から2010年くらいまで毎年のように松村社長が会社に呼んでくださり「面白い話ないの?」と質問攻めされた日を思い出す。本出した時もブログで紹介してくれて、本の帯も2冊快く快諾してくださって。どんなに立場が上がっても接し方は変わらない。私のお手本経営者
— 成田直人 (@naritanaoto) 2018年2月24日
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